2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

東京に帰ってきたこと

東京に帰ってきた。以前のエントリで書いたように実家生活ではどこか息の詰まる思いがあったので、無事自分の家に帰ってくることができて安心した——かと思いきや、そうでもない。 郵便受けに、留守にしていた間に届いた請求書が溜まっている。カードの支払の…

『スタンド・バイ・ミー』のこと

スタンド・バイ・ミー メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 映画好きの端くれを自称しているので、様々な家庭事情を背景に持つ少年少女のささやかな冒険譚を、「スタンド・バイ・ミー的な」と表現することがある。これは便利な表現だ。『スタ…

「まぜて」と言えたあの頃のこと

休職して暇なので、今まで以上にゲームやチャットに精を出している。 自分で探すようになって気がついたのだけれど、世の中には、案外人との繋がりに飢えている人が沢山いる。Twitterでは多くの人が「#hogehogeさんと繋がりたい」というタグを使って仲間を探…

「善良だけどしんどい人」のこと

世の中には、案外「善良な人」が多い。社会に出てそれを学んだ。学生の頃は付き合う相手を選ぶことができたから、基本的には「面白い人」とばかり一緒に過ごしていた。サークル活動だの授業だので一緒になる人の中には苦手だったり嫌いなタイプもいるけれど…

『儚い羊たちの祝宴』のこと

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫) 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2011/06/26 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 32回 この商品を含むブログ (84件) を見る 米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』を読んだ。ミステリはそこそこ好きだったのだけれど「…

コーチャンフォーのこと

実家に帰ると必ず立ち寄る「コーチャンフォー」という店がある。私は、基本的には北海道に存在するものは全て東京にも存在する(広大な大地と快適な人口密度の地下鉄以外)と思っているので、実家に帰った際にわざわざ買い物に行くことはまずない。ウィンド…

『彼女は頭が悪いから』のこと

彼女は頭が悪いから 作者: 姫野カオルコ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/07/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』を読んだ。2016年に東大生5人が起こした強制わいせつ事件をモチーフにした作…

貧乏のこと

お金がない。理由は自分でわかっている。今まで、収入以上に使ってきたからだ。それ以上でも以下でもない。あたりまえの理屈である。消費カロリー以上に食べるから太るのと同じだ。 スマホゲームのガチャ、かわいい雑貨にぬいぐるみ、周囲に人として最低限の…

エイプリルフールのこと

エイプリルフールが嫌いだ。……と言うと、流行り物やお祭り騒ぎには取り敢えずケチをつけるひねくれ者のおじさん、おばさんが書く新聞の読者投稿欄みたいに聞こえるかもしれないけれど、別に「猫も杓子もエイプリルフールと悪ふざけを持て囃すのはいかがなも…

新元号のこと

新元号が「令和」に決まったらしい。仕事の関係上、エンジニアとも関わりが深かったので、元号が事前に決まるのはよいことだなあ、とぼんやり思う。発表の瞬間は母親と一緒にテレビに張り付きつつ、手元でTwitterも開いていたのだけれど、誰も彼もがお祭りム…